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まちをつくる ― 地域のちから ―

今井みのるのブログ

秦野市議会議員今井みのるが地域の生活を考えて綴る日々の思索。よりよい市民生活のための地域活性化を考えます。

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常任委員会にて付託議案の審議 市民の思惑とシステムのジレンマ [議会]

3月11日
 今日は、4常任委員会の開催部です。
 自分は都市建設常任委員会の委員長を務めています。担当議員からの委員会質問は、ありませんでしたが、今議会では、第22号議案、『渋沢丘陵の自然・農地・景観を守ること及び官民協議のまちづくりを行う事の陳情』1件が付託されました。
 その陳情内容ですが、老建施設が、市街化調整区域に建設されることについて、建設に至るまでの経緯、今後の調整区域の在り方、自然保護また、景観保護の立場からのご異議でありました。
 建設に至るまでの経緯に問題があった事、また、自然保護、景観保護といった点については、その必要性を各議員が理解し、議論しましたが、陳情の採決にあたっては、都市建設常任委員会としては、所管の範疇、つまり建築基準法には抵触しないと言う事で、法的根拠を持って判断せざるをえなく、結果、不採択となりました。
 ただ個人的には、自分が携わって来たまちづくりの経験から、陳情者の心情は十分に理解できたため、この判断は非常に心苦しいものでした。
 建設基準法に触れない以上、それ以上の景観保護や自然保護の観点からの異議であれば、条例で守るしかありません。本議案は市長から付託されていますが、陳情内容と付託先が合致していなかったとも言えます。必ずしも最終的な判断を下すのにふさわしとは言えない部署をたらい回しにされる陳情者の姿、杓子定規に判断を下すことしかできない担当部署、市民の思惑とシステムの構造との間に深いジレンマを感じずにはいられません。


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