SSブログ

まちをつくる ― 地域のちから ―

今井みのるのブログ

秦野市議会議員今井みのるが地域の生活を考えて綴る日々の思索。よりよい市民生活のための地域活性化を考えます。

秦野市議会議員今井みのるが地域の生活を考えて綴る日々の思索。よりよい市民生活のための地域活性化を考えます。

マンション乱立の弊害 役所が果たすべき役目 [活動]

3月29日

 マンション銀座になってしまった鶴巻地域。乱立する高層マンションに当然、音の響きや風の流れも大分昔とは変わってしまいました。
 その影響だと思うのですが、防災無線が聞きづらいという指摘を受け、今日は防災課の課長に現地に来てもらい、その状況を確認してもらいました。市も状況を理解していろいろと工夫をしているとのことですが、やはりそれでも聞きづらい場所ができてしまうようです。
 つまり、鶴巻地区の住宅は、マンションが出来るたびにその周辺で目に見えない環境の変化が起こり、それまでとは音の聞こえ方が変わったり、突然ビル風の通り道になったりと、その様相は刻々と変わるということです。
 しかし残念なことに建築許可を出す市のほうは、建築申請や許認可と言った文字や文章、また、建築図面といった平面(2次元)的なこと、つまり机の上のこと、は理解できても、立体(3次元)的なこと、つまりその建築物を含めた環境にはあまりイメージが湧かないのか、理解出来ないのか、事前にマンションが乱立することによって起こりうる状況を最大限に想定していない。したがって、建築に伴なう問題の認識が限りなく最小限であり、物を建ててしまって問題が起きてから対応を考えると言う事態になっている訳です。

 マンションに囲まれると、周辺外部からの音は聞こえにくくなくなる一方で、逆に自らの高い壁に反響して、人の声などの何気ない生活音が大きく反響し、夜などは眠れないほどのこともあるとか。特に救急車など緊急車両が通ればその状況は推して知るべしであります。
 また、高層の建築物によるビル風の威力も大変問題とされています。マンションなどの建設の際には必ず小さな公園を作らせ、そこには雨などでぬからないように砂を撒くのですが、この砂が自らが作り出すビル風で周囲に吹き飛び、砂の山を作り、歩く人の顔にもピシピシと当たりる。その風の威力たるや、カーブミラーも曲げるほどで、屋根が飛びそうで怖くてしょうがないといった声も聞かれます。
 本来、建設に許認可を与える責任のある市としては、当然それらの事象はすべて事前に十分な対応を考案されているべきであることを考えると、如何に市民の安心・安全を守るなどといったスローガンが言葉だけのものであるか、お分かり頂けると思います。

 昨日お話した秦野市の観光振興の件と同様、この点についても市に問うていかなければいけません。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:地域

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。