SSブログ

まちをつくる ― 地域のちから ―

今井みのるのブログ

秦野市議会議員今井みのるが地域の生活を考えて綴る日々の思索。よりよい市民生活のための地域活性化を考えます。

秦野市議会議員今井みのるが地域の生活を考えて綴る日々の思索。よりよい市民生活のための地域活性化を考えます。

事業仕分け 果たして正しい判断なのか [もの思う]

4月26日

 事業仕分け第2段が始まっています。
 前回の事業仕分けは、無駄の削減・予算の捻出と言うことで、秦野市にもその影響は、まちづくりや公共下水道、公共交通等々、交付金や補助金の廃止といった形で色々と出ています。
 今回は、独立行政法人や公益法人が行う事業の見直しと言うことで数値目標は無いとの事で、そう言った心配は無いのでしょうが、無駄の削減やあり方の見直しは良いとしても、どうも受け狙いの政治ショーと言った感がぬぐえないのです。

 50法人超、150事業以上の事業仕分け。長年の垢がたまって仕分けされる方に問題があるのは間違いの無いところでしょうが、仕分けをする側、蓮舫さんが有名ですが、彼等は仕分けをするそれぞれの業務についてどこまで本当に理解しているのか。
 50法人超、150事業以上に渡る膨大な仕分け。彼らは、その一つ一つに関し、今までの経緯から細部に渡るまで、本当に勉強し理解が出来ているのか。官僚だって自分が拘わってきた所管以外のことについては、細部に至るまでは分からないと言うのが実情だと思います。ましてや、選挙で忙しい国会議員の先生が、わずかな間にこれだけの膨大な情報について十分な理解や判断が出来ているとは、とても思えません。恐らくほとんどの情報が役人から、また、役人の指南を受けているのではと思います。
 事の粗探しや、重箱の隅を突つくのは簡単です。以前も書きましたが、今議会もインターネットでその状況がリアルタイムに配信される時代で、目立ちたい議員ほどそう言った意味のないやり込め方をします。背景をしっかり理解していない市民がそこだけ見れば、いかにも正しいことを言っているように感じてしまうかもしれません。

 駅で朝立ちを、挨拶周りをまめにやれば票が増えると、当選するとまことしやかに言われます。
 選挙までの期間を考えると、自分も見えない所よりも見える所に時間を費やそうかと思うのですが、市民の代表として自分のためでなく、市民のために行動することが議員としての職務だとすれば、その必要性は十分に分かってはいても目立つことは優先順位の一番にはならないのです。

 民主党のマニュフェストにも同様の事を感じます。具体的な策のないウケ狙いの羅列でありました。しかし、それが今の混迷を生んでいる訳です。事業仕分けも事業者をやりこめている姿はちょっと見にはかっこいい。マスコミも際立ったところだけを報道します。当然見ている国民も具体的な中身に付いては、ほとんど分からないので、そこだけで判断してしまう。確かに、国民に判断できる情報がなかなか無いと言う事なのかもしれませんが、市もそうですが議会報初め十分ではありませんが、議会の情報を市民に提供しています。是非、日頃から情報に目を通して頂きたい、常に興味を持っていてほしいと思います。情報がなんとなく自分の所に届いてくるのを待つのではなく、関心を持って自分で取りに行く。そうすればもう少し中が見えてくると思いますし、何より議員の行動も変わってくると思います。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:地域

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。