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まちをつくる ― 地域のちから ―

今井みのるのブログ

秦野市議会議員今井みのるが地域の生活を考えて綴る日々の思索。よりよい市民生活のための地域活性化を考えます。

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12月にゲリラ豪雨 鶴巻では前代未聞の駅前北口が冠水 [議会]

12月3日

 12月議会も昨日で一般質問が終わり、今日からは常任委員会ですが、今朝もの凄い雨が降りまして、鶴巻地区のいたる所が冠水しました。
 いつもの所はもちろんですが、今回は北口の駅前広場が冠水しました。自分も50年来鶴巻に住んできて駅前が冠水するなど初めてのことで驚きました。

 これは冠水した鶴巻温泉駅北口のロータリーです。車道も、タクシーの車回しの部分も完全に水に浸っています。

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 前方から来る車が水たまりをよけて走ろうとしています。二次被害を起こしかねない状況です。

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 北口の源泉掘削現場の周りも水が溜まっていました。クレーンの右側に、この強烈な雨を降らせた雨雲がまだ見えます。

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 春まつりにはの並ぶ場所ですが、水面に波が立つほど水が溜まっています。

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 植え込み部分を囲むように道路側にも歩道側にも水がたまっています。
 写真にも映っていますが、突然の雨はこれまた唐突にあがって、その後はさんさんと日が照りつけました。

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 雨が上がった後は、とにかく気温も12月とは思えない暖かな陽気であり、普段なら乾燥しているこの時期にこんなゲリラ豪雨が降るとは思いもしませんでした。やはり自然が狂っていると言うか、何かがおかしいと感じます。自分の仕事柄、小田原の魚市場での漁果を見ましても、いまだにツノダシやアミメウマズラハギと言った南の魚が揚り続けるという異様な光景があります。つまり、この季節になっても相変わらず海水温が高いことを示しており、その影響などもあって今朝のような時期はずれの雨が降るのだろうと思います。

 朝、地域を見て回ったのですが、今回の冠水の特徴としては、いつもの所もそうでしたが、落ち葉の時期と重なり、その落ち葉や枯れ草が水で流され側溝や排水溝が詰ったことで、いつもより水の被害が多く出たようです。北口の駅前広場の冠水などはその特徴的なものでした。

 鶴巻温泉駅北口から弘法の里湯へ入る交差点付近には、雨で運ばれて来た大量の砂が堆積していました。

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 この砂の量からも雨の量や勢いがどれほど激しいものであったかということが推測されます。

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 自分が確認したところによりますと、今回の豪雨は、1時間で見れば52ミリと言う事でしたが、一番激しかった30分換算ですと110ミリ近かったと言う事ですから、現在建設中である鶴巻のポンプ場が完成していても、雨水管等も含め50ミリまでの対応設備であることを考えると、今回の冠水も完全には止められなかったのでは思います。いずれにせよ、今回の状況を見るにつけ、現設備ではこれから増えるであろうこの規模のゲリラ豪雨による冠水を完全に防ぐ事は難しいと言わざるをえません。冠水地区にお住まいの皆さんには、建物の基礎を高くして頂くとか保険に入って頂く等、自己防衛を十分に図ることが必要となってくるでしょう。
 それと、この時期にもこの様な豪雨が降った例を踏まえると、これからは、頃合を見計らって地域で落ち葉や枯れ草の掃除をする必要があると思います。

 それにしても今日は朝から「お前はちゃんと見回っているのか」、「市役所はちっとも来ないがどうした」などなど、大分お叱りのお電話を頂きました。お気持ちは分かりますが、事前に来ることの分かる台風などと違って、突発的かつ、局地的に起こる豪雨でこれだけあちこちで冠水をしますと、その全てを皆さんのタイミングに合わせて見回るというのは物理的に不可能であります。役所贔屓をする訳ではありませんが、行革と言う名の下に職員、予算が削減される中で、担当の職員たちは良くやっていると思います。公務員と言えども1000人からいれば、中には皆さんご指摘の様な不埒な職員もいるかとは思いますが、一方で、市民のために一生懸命務めている職員も大勢いることもご理解頂きたいと思います。
 しかしながら今回の豪雨は、特に出勤前の時間帯と言うことで初動が遅れましたことにつきましては、反省をすると共に、今後の取り組みに活かして行きたいと思います。

 今日は午前9時半から総務常任委員会がありましたので、地域を一回りした後、状況を担当課に連絡し、市役所に向かいました。
 総務常任委員会では、(1)「非核三原則の法制化を求める議会決議・意見書採択の陳情」と、(2)「尖閣諸島海域における中国漁船領域侵犯に関する意見書の提出を求める陳情」の2つが付託されていました。
 審査の結果(1)については国の動向を見極める必要性があるとの事から継続審査となり、(2)については採択(反対1)となりました。
 また、協議事件として北朝鮮の砲撃に抗議し、世界の恒久平和を求める決議が提案されましたが、審査の結果、議定議案として今議会に提出する事になりました。その後、各委員から通告のあった所管事務に関する質疑がありました。(詳しくは、議会ホームページで)

 委員会終了後、鶴巻に戻りましたが、ゲリラ豪雨の爪あとは大きく、終日、床上浸水の対応や地元と市の調整に追われました。


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