年末年誌の市場動向とは

2010年12月26日
　魚市場もこの時期になるとなかなか荷が揃いません。正月様の加工商品ばかりで地元の鮮魚などが殆ど手に入りません。長いことこの商売をやっていますが、お盆の時期とこの年末が一番嫌です。漁師さん漁を休んでしまうからなのですが、とにかく品物が少なくて高い。養殖の魚なら何とかなりますが、それでは大手にかないませんし、他店との差別化も出来ません。自分の様な個人店では地元の新鮮なその時期の地魚を置いておかないとお客様も喜びませんし、店の強みにもなりません。
　魚市場自体は年明けの5日から始まりますが、お盆同様漁師さんもまだまだ漁を休んでいますので、本当に荷が揃い始めるのは10日過ぎ辺りからです。昔おせち料理なんかに飽きたよくお客さんにはよく言ったものです、美味しい刺身やにぎりを食べたいなら市場が休みの正月三が日はやめた方がいいですよと。暮れに仕入れたものを最低1週間使い回す訳ですから。そんな訳でまた頭の痛い時期がやって来ました。

タグ：市場 魚 正月 年末年始 地元 漁師 お盆 差別化