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まちをつくる ― 地域のちから ―

今井みのるのブログ

秦野市議会議員今井みのるが地域の生活を考えて綴る日々の思索。よりよい市民生活のための地域活性化を考えます。

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数をめぐる利権と思惑 正副議長人事のあり方 [議会]

2011年9月11日

 今日もいい天気ですが、もうすぐ議会が始まってしまいますので、今のうちに1軒でも多くお礼のご挨拶を済ませておかないとと言う気持ちで少し焦り気味です。

 明日は、議会全員協議会ですが、最大会派から分かれた2名が元に戻るとの話が聞こえて来ました。その会派はいろんな政党や個性派議員の集まりで、今回その2名の議員が会派を離れると聞いた時は、ようやく本来の姿に戻られるのかと思っていました。ところがまた元に戻ると言いだしている様です。昨日のタウン誌にも正副議長人事の記事が掲載されていましたが、最大会派でなくなる危機感から、どうやらその辺の利権を匂わせての多数派工作かもしれません。
 当初会派を離れる予定であった2名の議員の内一人は入れ替わりで入って来られた新人議員さんで、その選出の経緯や政治理念から当然二人で会派を組むべきだと思われたのだと思います。また、もう一方も素晴らしい議員さんで、二人で会派を組まれても議長人事には何ら影響など無いと思うのですが、やはり数は魅力なのでしょうか、明日にならないとはっきりとは分かりませんが、本当にそうだとすれば素晴らしい議員さんだと思っていただけに残念です。

 そのタウン誌にも、議長になるには3期以上の経歴で且つ副議長の経験者と書いてありましたが、つまり2期で副議長、3期で議長と言うのが暗黙のルールと言うか、本市議会のあり方としての申し合わせ事項と言うことなのだと思います。しかも議長の任期は1年。それだとどうしても名誉職的なポジションで終わってしまいます。ただでさえ今回の選挙での市民皆様の議会に対する不信感は相当な物であり、また、秦野市議会は執行部の議案に対し全く異を唱えないと新聞紙上でも取り上げられています。6月議会では、議会で検討を重ねて来た議会基本条例が全員賛成で承認されました。こうした流れから考えますと、二元代表制のチェック機関である議会としては、市民のためにきちっとその機能を発揮する議会にするためにも、名誉職的な正副議長人事から、その議会の中で最も相応しい人を正副議長に据え、執行部と更に良い市政に向け闊達な議論を交わす議会にして行くべきだと思います。

 しかし不思議なのは、選挙ではあれほど議員定数削減にこだわり、あたかもその判断が市民の側であるかのようなパフォーマンスしていた人たちも、こうした内輪の慣習には異を唱えない。自分に都合の良いことだけや、他人の上げ足を取ることばかりに熱心なようでは、本当に市民のためになる何かが出来るとは思えません。

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