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まちをつくる ― 地域のちから ―

今井みのるのブログ

秦野市議会議員今井みのるが地域の生活を考えて綴る日々の思索。よりよい市民生活のための地域活性化を考えます。

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総務常任委員会の行政視察 兵庫・京都 [活動]

2011年10月31日~11月2日

 この間は、総務常任委員会の行政視察であります。
 兵庫県尼崎市、加西市、京都府城陽市にお邪魔しそれぞれの市で特色がある事業についてお話を伺って参りました。

 1日目 2011年10月31日 兵庫県尼崎市 『防災センターについて』・『女性消防団について』
 尼崎市防災センターは消防署と併設されており、市民が防災についての知識や技術を身につけるといった防災体験と災害時の応急活動の拠点といった二つの機能を併せ持つ施設でありました。
 しかしながら、尼崎市においても財政状況の厳しさは本市と同様のようで、地震体験装置や消火シュミレーションと言った体験施設については老朽化が進んでいるにも拘らず、メンテナンスは満足に出来ない状況と言う事で、今後はどちらかと言うと本来の消防署の機能の向上と災害時の応急活動の拠点として運営をされていくようです。
 しかしながら、平成7年1月に発生した阪神淡路大震災を経験されていますので、防災に関する意識は十分のようで、特に消防団におきましては、その意識の高さに自信を持っておられるようでした。
 また、女性消防団につきましては平成4年の発足以来、7名から現在では31名(最年少18歳)とのことで、防火防災における普及啓発にとどまらず、現在では消防車を運転する女性団員や放水訓練をする女性団員もいるとのことでしたが、まだ課題もあるとのことでした。
 救急搬送等におきましては、尼崎市は人口が約45万3千人と本市の2.6倍以上あるにも拘らず、その市域は49.97㎢と本市の半分以下と言う事もあって、発生件数の多さに比べ大変効率良く対処出来ているとのお話でした。
 最後に今年の4月に尼崎市と伊丹市の両市により新たに設置された消防司令センター(消防司令官制システム)を拝見させて頂きましたが、連携・協働による良さが十分に発揮された素晴らしい施設でした。

 2日目 2011年11月1日 兵庫県加西市 『第2次加西市改革マニフェスト(健全な行財政運営)について』
 この西市改革マニフェストは、長期低落傾向の中で、再建計画だけでは脱却出来ない加西市の課題や未解決の課題に対して、市政の見える化を目指し、その改革の具体的な解決策と将来への展望を市民に宣言し約束するものです。
 そして、平成18年~20年にかけて第1次が、そして、平成21年~22年にかけて第2次改革マニフェストが示され、それぞれ73項目、54項目について取り組みがされた訳ですが、成果のある一方で、市政の見える化や具体的な取組み、また、職員の意識改革等、今後の課題・問題点もまだまだあるようです。

 3日目 2011年11月2日 京都府城陽市 『城陽自分おこしについて』・『市民活動支援センターについて』・『市民協働指針について』
 『城陽自分おこし』とは、各地で行われているまちおこしに対し、まちの活性化にはまず自分おこし、つまり一人一人が元気になることと言う事で、市民にそれぞれの夢やしたいことを宣言してもらうと言うものです。22年4月にスタートした事業ですが、まだ十分にその趣旨が市民に伝わっていないのと、宣言したはいいが、個人個人の問題であり市がどう支援していったらよいのかと言った問題もあり、事業の成果についてはこれからのようです。
 また、市民支援活動センター、市民協働指針についてですが、本市が抱える問題同様、市民との協働推進の前に市政と市民との役割分担や責任の範囲の明確化といった問題や市民活動を継続していくための人材育成、仕組み作りといった問題が山積しており、この取組みについてもこれからといったところでした。


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