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まちをつくる ― 地域のちから ―

今井みのるのブログ

秦野市議会議員今井みのるが地域の生活を考えて綴る日々の思索。よりよい市民生活のための地域活性化を考えます。

秦野市議会議員今井みのるが地域の生活を考えて綴る日々の思索。よりよい市民生活のための地域活性化を考えます。

源泉活用等検討会 最終回 [温泉掘削]

 本日は午後7時より「弘法の里湯」にて源泉活用等検討会が開催されました。

 実はそれより早く、午前中に温泉掘削に異議を唱える市民の皆さんが1,000以上の署名を集め、市役所に提出されました。源泉活用等検討会は今回が最後でしたが、この反対運動の件もあり、後味の悪い終結となりました。

 当初から温泉掘削ありきで話が進められるなか、その内容を検めるための検討会であった訳ですが、地域活性化のためとは言え、地域住民への説明責任、意見の集約といった点が不十分であったことは明らかです。
 更に厳しくなる財政状況を考えれば、トップダウンによる決断も大切でしょうが、そのためには何より事前の十分な検証と裏付けが必要だと思います。
 自分もこれまで温泉掘削に関しては議会で3回ほど質問をさせて頂きましたが、納得する答えは得られませんでした。

 1月12日に鶴巻温泉街再活性化構想(案)を市長に提出するとの事です。
 そもそも温泉掘削ありきで始まったこの検討会は、スタートからその委員の選任、検討会の進め方において問題がありました。この度提出される鶴巻温泉街再活性化構想(案)も昨年11月10日に突然提案され、僅か1ヶ月後の12月11日の地域懇談会を以って地域の総意として、市長に提出されるものです。
 この構想案は、市が依頼をしたコンサル会社が作成したものであり、検討会同様、地域住民には殆ど知らされておらず、地域の総意とはほど遠いものであります。市長はご自身の政治理念として、市民主役のまちづくり、市民の力を生かしたまちづくりをと述べておられる。また、市民の小さな声を聞くとも言われているのを踏まえると、この結果には矛盾を感じてなりません。
 検討会の委員にしても、市長が言っているんだから、せっかく金を使ってくれるんだからといった具合であり、きちっと理解出来ている人はいません。市議会議員の多くも同じ思いであるでしょう。

 私も地元の議員として、地域の活性化は大変ありがたいことです。しかし、議会において既に3度質問させて頂きましたが、過去の検証もせず、将来に向けての具体的なビジョン、確かな見通しも説明出来ないまま、更には、税収不足等による大変厳しい財政状況において、温泉掘削の認可期限が切れるからと、多額の税を投入して事業を推し進めることは、大変問題だと思います。
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