SSブログ

まちをつくる ― 地域のちから ―

今井みのるのブログ

秦野市議会議員今井みのるが地域の生活を考えて綴る日々の思索。よりよい市民生活のための地域活性化を考えます。

秦野市議会議員今井みのるが地域の生活を考えて綴る日々の思索。よりよい市民生活のための地域活性化を考えます。

仕込みにいそしむ 食に対する理解 [もの思う]

3月20日
 3連休初日。珍しく公式行事の予定はありませんが、店に予約の仕事を頂いています。たまには店を手伝わないと家族に申し訳ありません。そこで、朝からその準備と仕込みをしました。

 時代を反映してか、今は中々値の張るものは売れません。また、世間では本物志向がもてはやされてもいるようですが、一般的にはそれが通用しない。本当に味や品質を理解されている方は少ないと思わざるを得ません。
 それでもテレビや雑誌、マスコミ等は、経費が安く済むせいか、どこを見ても食に関する情報ばかりです。本来食通とは、自分の足と舌とお金を使ってその腕を磨くもの。しかし、今殆どの消費者が、その情報に頼ると言うか、振り回されているにすぎないように思えます。正に、情報過多の頭でっかちになって、自分の舌で判断できるだけの実体験も持たないまま、バーチャルな世界で店を判断し、食通になった気で出された味をおいしいものと決め付けて、いい物を食べたとよろこんでしまう。そんな絵がどうしても浮かんでしまいます。
 どんな食材がどこでとれて、いつが旬なのかもほとんど知らずに、いつでも同じ品質ものが同じ値段であると思い、ない店はダメな店で、テレビなどで取上げる店は良い店といった、情報を盲信する傾向には恐ろしいものすら感じます。

 とはいうものの、自分も仕事柄時々そのような番組を見ますが、業界人として本当にこれでいいのかなと言った内容や番組が多々あり、ますます勘違いする方たちが増え、それを利用しようとする人たちにとっては良いかもしれませんが、こつこつやっているお店には、かえって迷惑な状況もしばしばです。

 ちなみに、自分の店のブログはこちらでご覧いただけます。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:地域

式典での父親の多さ 観光振興に対する真剣さ [活動]

3月19日
 今日は鶴巻小学校の卒業式に行ってきました。
 中学校、こども園もそうですが、本当に今はこういった子供の式典には親御さんが夢中であります。先を争って場所取りをし、デジカメ、ビデオカメラを持って正に撮影会の様相です。
 そして、その殆どが両親お揃いで在ります。来賓の方とも話をするのですが、自分達の頃は男親など殆んどいなかったと思います。今日では父親も会社を休んで子供のために出席をされています。昔とちがって今は有給休暇というものがあり、父親も会社を休みやすい環境にあるのが理由だとは思いますが、自身も自営業の父を持ち、自分も同じように自営業の道を進んだ父親であったため、子供の式には殆ど出席したことがなかった身としては一種異様な光景にも見えるわけです。

 こうして外側から見ている限りは、自分達の頃よりは、遥かに親が子供に接する時間が多く、家族が一体となっているように見えるのですが、一方で新聞等を賑わすのは、不登校であったり、引きこもりやいじめ、親子の殺人事件等、暗く悲惨な事ばかりです。ただでさえ少子化のこの環境で尊ばれるべき命や関係であるはずなのに、どこかが間違っている、狂っていると思わざるを得ません。昨日も今日もそんなニュースが頻繁に流れています。
 学校や行政も色々と対応を講じているようですが、その殆どは、発生した問題の対応に追われているのが実状で、何故そうなるのかと言った原因・根本問題に対してきちっとメスを入れられていないように思います。コマーシャルにもありましたが、くさい臭いは元から断たなきゃダメだと。大変な事でしょうが、社会全体で、敢てそこに踏み込んで行かないと、問題の解決は無いと思います。

 午後から、元みゆき旅館さんの跡地に、地域の皆さん、役所の担当と集まりました。現在、その跡地では住宅造成の開発が始まっているのですが、その結果、今まで旅館さんのエントランスとしてゆったりしていたT字路の接続部分が大変狭くなり、自動車1台が通るのがやっとという状況で、地域の方々は危なくて歩けないと言われています。担当課としては、開発の認可においては、きちっとセットバックをさせており、これ以上下がれとは言えないとのことでした。そうであれば地域住民がこのような不安を抱えるであろう事は専門家として事前に予想できた筈で、その際に地域交通に不便をきたさない様、また、危険にならない様にもっと配慮をすべきだと言うのが地域の皆さんの声です。

 皆さんのお怒りも当然であると思います。
 ましてや、問題となっている道は、市長が再三力を入れると言っている観光において、鶴巻地区唯一の弘法山観光コースの道でもある訳で、このままでは観光客にとっても大変危険な状態です。
 今回、自分の一般質問でも申し上げたように、本気で観光振興と言うのであれば、せっかく来て頂いた観光客の皆さんに対しておもてなしの心を持つことなどは、初歩中の初歩であり、この様な配慮に欠けた対応には、何をか言わんやです。
 ただ源泉を掘れば良いのではなく、それに合わせた施設、地域を含めた受け入れ態勢の確保は、金の在る無しにかかわらず、源泉を掘る以前に熟慮されてあるべき問題であり、その問題を無視した単なる源泉ありきの掘削は絶対にやめるべきです。

 この道路の件に関しては、地元議員としても配慮の至らなさについて反省をすると共に、担当部長に進言し、至急対応を検討したいと思います。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(1) 
共通テーマ:地域

都市建設常任委員会 予算特別委員会 無策の値段 [議会]

3月18日
 今日は自分が委員長を務める都市建設常任委員会の予算特別委員会開催日でしたが、日々のみなさんの協力もあって、なんとか無事に終えることができました。

 都市建設常任委員会の所管は、建設部、都市部、下水道部、水道局の3部1局です。それぞれ問題はあるのですが、特に市民の皆様にとって関わりのある問題が水道です。
 以前にもお話したように、秦野市の水道の歴史は全国でも3番目に古く、この3月で120年を迎えました。素晴らし歴史を持っている訳ですが、その一方で歴史が古い分、施設や管の老朽化、耐震化等の問題も抱えています。そして、それら設備のには多額の資金が必要とされています。
 ところが、平成20年度の決算で約4600万円の赤字、21年度も分かっているだけで約2億円の赤字、今回の22年度についても予算計上の時点で既に8600万円の赤字となっています。
 秦野の水は、その8割以上を丹沢の豊富な地下水で賄っているため、結果水道料金としては、全国でも3番目の安さとなっていますが、先ほどお話した設備維持に必要な更新、修繕等を計画的にしてこなかった結果、今後大幅な水道料金の値上げが予想されます。

 ライフラインの要である水の安心・安全の確保のためには、やむを得ない事とは思いますが、そのためには水道業務健全化の向上は当然のこと、市民に対する十分な周知と理解が必要不可欠であると考えます。

 ちなみに赤字と言えば、弘法の里湯も予算計上の時点で、5000万円以上の赤字であります。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:地域

つるまきこども園の卒園式 かわいらしい園児たちにみとれる [活動]

3月17日
 今日はつるまきこども園の卒園式です。
 こども園とは、国の幼保一体化政策によるもので、現在市内には、4つのこども園がありますが、全国的にはこの集約はまだまだ進んでおらず、21年4月1日現在、全国で358園、神奈川県全体で19園に留まっています。

 そんな状況ですから、単独市で公立4園は全国でもトップクラスの先進市であります。こども園がなかなか増えない最たる要因は、幼稚園は文部科学省、保育園は厚生労働省と所管が違うことです。例えばそれぞれの園に就くための資格ひとつを取ってみても、幼稚園では幼稚園教諭であり、保育園では保育士と言う訳です。
 また、財政負担もいま一つの大きな要因と言えます。

 堅い話はこのくらいにして、とにかく卒園児はまだ5歳6歳ですから本当にかわいいですね、殆どのお母さんが、我が子を見て泣いていました。ちなみに、つるまきこども園の源田園長は、自分の子供3人がお世話になった恩師でもあります。

 本日は卒園式に出席させていただきましたので、環境産業常任委員会の予算特別委員会には行けませんでした。2名の会派先輩議員が出席されていますので、後ほど詳しい状況をお聞きしたいと思います。
 環境産業常任委員会の所管は、環境産業部、農業委員会事務局です。

 明日は、いよいよ自分が所属する委員会の番です。委員長としてご迷惑をお掛けしない様、努めたいと思います。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:地域

文教福祉常任委員会 耳を疑う答弁 [議会]

3月16日
 文教福祉常任委員会を傍聴して来ましたが、納得できない質疑がありました。それは、指定管理者制度についてです。

 秦野市内における中央公園、おおね公園、総合体育館等は平成20年度まで秦野市スポーツ振興財団が指定管理者として秦野市から業務を委託され、管理をしていました。その委託料は、年間約2.8憶円。施設使用料はそのまま秦野市スポーツ振興財団の収入となるので、毎年2000万円近くが財団の利益となっていました。
 にもかかわらずその管理状態は、地域住民からの指摘もあった通り良くありませんでした。私を含め何人かの議員が、議会で問題点を指摘させて頂き、結果21年度から市の直営に戻しました。

 そして市の直営にもどして1年後、その結果報告を受けたわけですが、当初は「民間の方が効率よく、経費も掛らない」という理由で指定管理者制度を導入したにもかかわらず、市直営に戻してみたら年間約1500万円も経費が安く済んだとの報告がされたのです。この点を指摘された市側の答弁は「秦野市スポーツ振興財団は自立できていない。管理者として指名する以前に組織の自立が先である」と、まるで他人事であるかのような言いぶりです。

 ショックでした。
 繰り返して言いますが、秦野市スポーツ振興財団を委託先に指名したのは市自身です。
 当初、管理者指定募集のあった際、自分はこれをきっかけに地域商店会を盛り上げたいと考え、地元商工業者で組織した組合として応募しようとしましたが、業者選定の要件となるそのハードルがあまりにも高く、それをクリア出来るのは、秦野市スポーツ振興財団以外は、東京や横浜の大手しかありませんでした。つまり、最初から財団ありきの要件であり、これを地元商工組合を盛り立てるきっかけにできるといったような発想はなかったようです。
 市の責任で指名しておいて、巨額をかけて運営費をあてたものが、今になって委託先が自立出来ておらず、指名に値しないなどと言った答弁を聞かされるなどとは、到底納得がいきません。これは、市側に見る目がなかったという以前に、業者選定の基準としたハードルも無駄に高く設定されていたということではないのでしょうか。
 このような状況からは、市長の言う「市民が主役の政治」などはとうてい見えてこないし、ましてや理解などは程遠いと感じます。

 ちなみに、文教福祉常任委員会の所管は、福祉部、こども健康部、教育総務部、生涯学習部で、今もてはやされる問題の大部分を抱え、4常任委員会の中でも花形の委員会です。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:地域

第三の山場 予算特別委員会 [議会]

3月15日
 今日から4日間は予算特別委員会です。
 予算特別委員会は、市長から提出された22年度の事業予算に対し、4常任委員会が、其々の所管ごとに審議をするもので、5~6名の各常任委員会議員が持ち時間70分で、執行部と質疑をします。
 この4日間は、3月議会で代表質問、一般質問に続く山場で、執行部は皆緊張しています。
 初日の今日は総務常任委員会の所管で、自分が担当する都市建設常任委員会は19日(金)です。4日間無事に終わるといいのですが。
 ちなみに総務常任委員会の所管は、市長室、財務部、企画総務簿、くらし安心部、消防本部、会計課、監査事務局、選挙管理委員会事務局、議会事務局となっています。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:地域

ブログ書き下ろし 移転に向けての思索 [もの思う]

3月14日
 今日は、たまってしまったブログを整理しようと思います。
 本来毎日書き込みをするものでしょうが、ご挨拶同様、なかなか思うになりません。
 しかし、継続することが大事と思い、頑張りたいと思います。

 年度が替われば、県道整備のため自分が自営業で構えている店の移転交渉の話が進むと思いますが、昨日の電話の事を考えると、言われた事に対して今のままでは時間が無く非常に難しいと言わざるを得ません。確かにこれまで2年半議員をやってきて、今以上の活動をするには、自営業と両立させることに限界、難しさを感じています。
 しかし、議員報酬だけでは、生活が成り立たず、さりとて、その方たちの理解を得たとしても、次回も当選するという保証は無く、移転を機に店の廃業も含め、厳しい選択となりそうです。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:地域

「秦野どぶろく祭り」無念の不参加 挨拶がない旨 [活動]

3月13日
 今日は、秦野産酒米から作ったお酒の『秦野どぶろく祭り』でしたが、昨年に続き今年も参加がかないませんでした。
 主催者であるNPO法人四十八瀬川自然村の小野さんには、議員親睦会等で大変お世話になっていることもあり、今年はお邪魔しようと思っていたのですが、急に都合が悪くなり、参加出来なくなりました。
 市民の負託に答えるべく、出来得る限り議員の職を最優先に行動していますが、議員の職に影響ない範囲では、本業もしないと生活が成り立ちません。

 また昨日は、支援者の方から、「挨拶が無い。周りの人からも言われ頭を下げている。なんでお前のために、頭を下げ負ければいけないのか。もうお前を支持しない」と、お叱りの電話がありました。
 自分としては、議会活動、議員として参加すべき公務、地域の会議や催事、市民のための議員活動等、懸命に取組んでいる所です。そのため、支援者の皆様のお一人づつにまめにご挨拶に回る時間が十分確保出来ていないことも確かであります。
 しかしながら、決して手を抜いているとか楽をしているということではなく、それらの議員活動に対しては当初の認識をはるかに超えた労力が必要とされており、思った様にご挨拶に行けないというのが実情であります。

 ご指摘の点に付きましては、その必要性は十分に認識しており、今後も時期を限定せず、時間を作る事を心がけ、ご挨拶に伺わせて頂きますので、ご理解を頂きたいと思います。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:地域

卒業式の古今  [活動]

3月12日
 常任委員会も昨日無事終了し、今日は午前9時30分から市内中学校の卒業式です。各議員がそれぞれの近隣の中学校に来賓として出席します。
 自分は一番近くの鶴巻中学校に伺いました。今年は135名の卒業生でした。鶴巻中学校も自分が知る限りでは、荒れた所も無く、落ち着いた式が出来ていました。
 自分は自営業をしていたこともあり、子供の卒業式にも出た事がないので、つい自分の頃と比べてしまいますが、式と言うより、生徒はもちろん、それ以上に親を意識したイベントになっていると言う感じがします。
 特に唱歌の部分は全く趣が違っていて、今では卒業生が選曲をしているようで、毎年違っています。今年の歌は、自分には全く分かりませんでした。彼らの卒業式だと言えばそれまでですが。

 午後は、5時開始の会合が横浜であり、3時に会派先輩議員と車で向かいました。行きの車中は、今議会の事、帰りの車中は、国政に付いて話が弾みました。先輩たちの御考えをお聞かせ頂き、勉強になります。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:地域

常任委員会にて付託議案の審議 市民の思惑とシステムのジレンマ [議会]

3月11日
 今日は、4常任委員会の開催部です。
 自分は都市建設常任委員会の委員長を務めています。担当議員からの委員会質問は、ありませんでしたが、今議会では、第22号議案、『渋沢丘陵の自然・農地・景観を守ること及び官民協議のまちづくりを行う事の陳情』1件が付託されました。
 その陳情内容ですが、老建施設が、市街化調整区域に建設されることについて、建設に至るまでの経緯、今後の調整区域の在り方、自然保護また、景観保護の立場からのご異議でありました。
 建設に至るまでの経緯に問題があった事、また、自然保護、景観保護といった点については、その必要性を各議員が理解し、議論しましたが、陳情の採決にあたっては、都市建設常任委員会としては、所管の範疇、つまり建築基準法には抵触しないと言う事で、法的根拠を持って判断せざるをえなく、結果、不採択となりました。
 ただ個人的には、自分が携わって来たまちづくりの経験から、陳情者の心情は十分に理解できたため、この判断は非常に心苦しいものでした。
 建設基準法に触れない以上、それ以上の景観保護や自然保護の観点からの異議であれば、条例で守るしかありません。本議案は市長から付託されていますが、陳情内容と付託先が合致していなかったとも言えます。必ずしも最終的な判断を下すのにふさわしとは言えない部署をたらい回しにされる陳情者の姿、杓子定規に判断を下すことしかできない担当部署、市民の思惑とシステムの構造との間に深いジレンマを感じずにはいられません。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:地域

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。