雨の入学式 この子たちの将来

4月5日

　今日もあいにくの雨。小学校、中学校の入学式だというのに気の毒です。
　ただ、入学式の方が卒業式より簡素というか時間も短いですね。毎回のことながら、ご両親の盛り上がりは卒業式同様で、ただただ感心させられるばかりです。どうしてもこの状況を見る限り子供が荒れるとか、いじめだとかが想像出来ません。
　先日見たNHKで、「無縁社会」というような番組を放送していました。家族関係の崩壊によって年寄りだけでなく30代、40代の人たちも人と係わりを持たない、人と会わない方が居心地が良いと思う人たちが増えているそうです。それでも人恋しさは感じる。感じるけれど現実的な人間関係は結べない。だからお金を払ってまで自分の都合の良い時に、自分に都合の良い話し相手を探す。そして、そんな都合のいい生活を自分で選びながら、その若さで孤独死を意識している。便利すぎる、恵まれすぎている環境の中で一人でも生きて行ける、生きている気になってしまう。やはり、大人や社会に問題があるように感じます。ちょっと前なら引きこもりなんて成立しなかった。その当時そんなことしたら、それこそ死んでしまったと思います。

　入学式の子供たちを見ていて本当に心配です。議会で目立つことや、ウケを狙ったり、挨拶回りに時間を費やすのではなく、この子達が生きていたい、生きていて良かったと思う社会に環境にしなければ。それが行政の、また、政治の仕事だと思うのですが。

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