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まちをつくる ― 地域のちから ―

今井みのるのブログ

秦野市議会議員今井みのるが地域の生活を考えて綴る日々の思索。よりよい市民生活のための地域活性化を考えます。

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市民力の本質 [活動]

5月8日

 早いもので今年も大根川遊歩道除草作業の季節がやって来ました。
 おおね公園が出来て今年で8年目になりますが、毎年この時期になると公園沿いの大根川土手の草刈が始まります。
 公園が出来る以前は、この土手は車はおろか人も歩く事が出来ない位に丈夫な雑草が生茂っていました。そこで地域自治会の皆さんが、公園が出来たのをきっかけに、草が伸び始める5月から12月まで毎月定期的に除草・草刈りをされるようになったのです。お陰で今では、地域皆さんとって無くてはならない散歩道になりました。それだけではなく、大根川も自転車やオートバイまでゴミだらけだったものを皆さんできれいにされた訳です。その甲斐あって、昨年県が川底を馴らしてくれ、堆積物で埋まっていた川に以前のせせらぎが戻って来ました。
 自分が商店会長の時は、要領よく商店会として飲物を提供することで商店会自ら直接参加をしていませんでしたが、今は地元の皆さんとの貴重なコミュニケーションの場として、出来得る限り参加させて頂いております。今その歩道沿いには、酔芙蓉(すいふよう)、紫陽花が咲き、この3月には桜の植樹がされました。日頃からの地域皆様の真摯な取り組みに対し、正に花が咲いたと言う事です。これが本当の市民力、地域力だと思います。市長は市政方針などでこの言葉を如何にもといった感じで使いますが、その市政運営等を見るにつけ、それとはちょっと違うと思います。

 もう一つ、今日は午後7時から弘法の里湯で源泉掘削の工事日程の説明会がありました。前回同様、大して市民は集まりません。それでも集まった市民の中から工事中の安全や源泉は本当に出るのかなどの真剣で実直な質問がなされました。市側担当者は、安全についてはそれなりに答えていましたが、肝心の源泉そのものについての質問には、いつものように質問の答えになっていない答弁をしていました。
 市民の皆様にも、既にその辺りが実感として伝わっているようで、なんとも盛り上りのない説明会となりました。担当の職員としては、それを地域の理解ととらえたいのでしょうが、実際は全く違います。言っても聞いてもらえない、何も変わらないと言う事であきらめているだけです。
 この状況を見るにつけ、努力はしたものの何一つ状況を変えられなかった自分の非力さを、地元の議員として大変反省しています。市長は、これで掘る事は決まったのだからその後の温泉の活用、活性化に付いては地域の市民力だと言いたいのでしょうが、市民の素朴な疑問にもまともに答えられないようなこんなやり方で本当にあるべき市民力が発揮できると思っているのでしょうか。市長の言う「市民力」は、私がおおね公園で目にするような本物とは言葉は一緒でもその本質においてはまったく別のものです。


posted by 鶴生館(かくせいかん) at nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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