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まちをつくる ― 地域のちから ―

今井みのるのブログ

秦野市議会議員今井みのるが地域の生活を考えて綴る日々の思索。よりよい市民生活のための地域活性化を考えます。

秦野市議会議員今井みのるが地域の生活を考えて綴る日々の思索。よりよい市民生活のための地域活性化を考えます。

議員の資質は人気か、実務力か [もの思う]

5月9日

 今、地方分権、地域主権、広域連携と言った言葉ばかりが飛び交っていますが、今のような地域行政の在り方で本当に大丈夫なのでしょうか。
 今もテレビでやったいましたが、国会議員は1年間に活動費として4千数百万円程度かかるとのことです。この試算からすると、当然、議員報酬だけではやっていけません。何故そんなにかかるのかと言うと、選挙に当選しないと国会議員になれない、つまり失職してしまうので、そこで、国会議員として国のために何をするのかと言う前に、まず選挙に勝つ事が最優先され、そのためには、地元での挨拶回り等は欠かせず、結果、事務所経費や地元秘書等に大変な経費がかかると言う訳です。
 そんな話を聞いてしまうと、国民にとって役立たずの議員は増えても、優秀な議員は育たないように思えます。参議院選挙の候補者を見てもスポーツ選手や芸能人が持てもてはやされ、さながら有名人の人気投票の様相です。政治理念や政策などは二の次で、話題にも上りません。これではそのうち参議院の在り方そのものが問われるでしょう。議席を増やしたいのは分かりますが、頼む政党にしても、頼まれる有名人にしても、もう少し考えてほしいですね。
 以前にも書いたことですが、自分自身も「挨拶に来ない」と言われます。これじゃ選挙で押せないと。自分ではそんな事は無いと思っていた先輩議員の言葉が、現実味を帯びて来ます。市民には見えにくい役所の中で汗をかいても、その実績は評価されないと。
 議員自らの周知の責任もあるでしょうが、選挙民である市民の皆様も、普段からもっと政治に関心を持って頂ければと思います。選挙の時だけとか、見てくれだけで選ばないためにも。


posted by 鶴生館(かくせいかん) at nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

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