SSブログ

まちをつくる ― 地域のちから ―

今井みのるのブログ

秦野市議会議員今井みのるが地域の生活を考えて綴る日々の思索。よりよい市民生活のための地域活性化を考えます。

秦野市議会議員今井みのるが地域の生活を考えて綴る日々の思索。よりよい市民生活のための地域活性化を考えます。

第61回全国植樹祭 無念の天候 [活動]

5月23日

 いよいよ全国植樹祭当日となりました。天気は予報通り雨です。これから半日近く雨の中かと思うとちょっぴり憂鬱です。

 朝7時市役所に集合し、式典会場近くの山林で記念植樹です。秦野会場では天皇・皇后両陛下の植樹はありませんから、議員や関係者の皆さんで行います。
 植樹の場所までバスで送られる途中、山を見上げると一目でその場所がわかりました。というのも、間伐と言うよりも、植樹のための場所を伐採して開いたかのように、その部分だけ禿山になっていたからです。
 それから徒歩で式典会場に向かいました。事前に式典運営側より指名された方たちですので当たり前かもしれませんが、既に大勢の方がお集まりでした。

 それにしてもまだ時間は8時45分。式典開始まで2時間以上もあります。そうなると、どうやってこの雨の中、時間をつぶそうかと言う事になるのですが、皆さん考えることは一緒のようでした。皆朝が早い訳で殆どの方は、食事をしていない。つまり目指すころは飲食ブースと言うことになります。しかし、担当する方もこの様な天気で一度に集まるとは想定していなかった様で、開始早々1時間で商品が売り切れ状態になるなど、雨宿りを兼ねて狭い模擬店内は人でごった返していました。
 落ち着いて食べるためのテントを別に用意している訳ではなかったので、雨の中立って食べている方が大勢いました。自分としてはコーヒーを飲みたかったのですが、地場産品のみの販売と言う発想かもしれませんが、そんな当たり前の嗜好品さえ現地には準備してありませんでした。

 そうこうしているうちに午前11時20分、式典開始の時間になりました。式典開始とは言っても先行して始まっている南足柄会場のお手植えの模様を皆で大型ビジョンの前に座って見る訳で、両陛下が秦野会場にお見えになるのは午後12時10分、まだ1時間近く時間があります。肌寒い雨の中、年配のお客様も多く、風邪を引いたり、体調を崩さないかと心配をしている内に両陛下が到着されました。

 地元の市議会議員と言う事で、会場の中でも割と前の席にいたのですが、最前列の方から両陛下を見たい一身で立ち上がってしまうので人の頭しか見えず、結局大型ビジョンで見るしかないという状況でした。
 待つ時間が長かった割には両陛下の滞在時間は短く、午後12時48分に会場を御立ちになりました。

 式典終了後、我々市議会議員は両陛下お見送りのため早々に市役所に戻ったのですが、会場では季節柄と言うこともあるのでしょうが、山ヒルが出ていました。議員の一人も取り付かれたようです。恐らく会場にいた人の何人かは、この有難くないお土産を持って帰られたのではと思います。今日のイベントが町に山ヒルを広めるきっかけにならなければいいのですが。
 そう今丹沢山系では、山ヒルがその生息域を急速に拡大しており、農業はもちろん市民生活にも影響が出ており、既に大きな社会問題になっています。市町村をまたいだ広域連携の協議会等を開催していますが、自然環境への影響等に配慮すると薬を使っての駆除が出来ないなど、現在の所これと言った解決策は見つかっていません。しかしながら、このままでは近い将来、住宅街にまで被害が拡大する恐れが十分に考えられ、効果的な対応策を早急に講じる必要があると思います。

 市役所で昼食を済ませ、いよいよ両陛下のお見送りです。
 市役所1Fのエレベーターホールの前に秦野・南足柄の両市議が整列し、エレベーターを降りられた両陛下がお礼の挨拶をされながら車に乗られました。両陛下共にお元気な様子でしたが、天皇陛下は少しむくみが感じられ、大病を患われたこともあり治療などのせいかなと思いました。一方、皇后陛下は、本当に慈愛に満ちた優しいお姿で、お顔のしわの一つ一つに今までのご苦労が現れているようでした。戦後になって民間から初めて天皇家に嫁がれた美智子妃殿下のご苦労は、いかばかりであったかと思います。もう2度とこんな近くでお目にかかることは無いと思いますが、心の中でご健勝を祈念しました。

 何はともあれ、無事に全国植樹祭が終わりました。開催が決定して3年6ヶ月、今日まで準備等縁の下で植樹祭を支えてきた現場の担当職員の皆さん、本当にご苦労様でした。全てが初めての事であり、当日も表舞台に出ることなく大変だったと思います。また大変なことと知りつつ、自分も善処のため色々と我がままを言わせて頂きました。その都度一生懸命に対応をして頂き、心から感謝を申し上げます。有難うございました。そして、お疲れ様でした。

 しかし感傷に浸っている暇はありません。自分が言い出しっぺで設置して頂いたサテライト会場であるおおね公園の様子が気になります。本会場の招待客とは違って、こちらは一般の市民の来場者であり、この雨では集客は殆ど期待できません。急いで戻りましたが、既に片付けも終わっており、模擬店を出店した商人と市の職員が残っているだけでした。会場は水浸しで、様子は聞くまでもありませんでした。厳しい状況の中で一生懸命に頑張ってくれた皆に、申し訳ない気持ちで一杯です。参加した商人に儲けて貰いたいのは勿論ですが、この様な取り組みをする理由には、商店会活性化のためにもこういったイベントを成功させ、いつも様子見で商店会活動に参加しない商人を刺激し、一人でも多くの参加者を増やすという意味合いがあり、ひいてはそれが商店会活性化に繋がると思うからです。そう言った意味で今回の雨は非常に残念ではありますが、天気ばかりはどうしようもありません。

 来週は、市民体育祭が待っています。そちらは何とか晴れてくれて、良い結果を残したいと思います。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:地域

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。