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まちをつくる ― 地域のちから ―

今井みのるのブログ

秦野市議会議員今井みのるが地域の生活を考えて綴る日々の思索。よりよい市民生活のための地域活性化を考えます。

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一般質問当日 歯がゆい想い [議会]

6月11日

 一般質問初日が終わりました。
 本日の質問者は、午前中3名、午後4名の都合7名でした。

 一般質問は、一人の持ち時間が質問・答弁合わせて1時間と言う事で、普通は、1日7名までとなっています。つまり、今議会の様に質問者が全部で18名ですと、最初の2日間は7名ずつ行い、3日目の午前中に3名、午後最後の1名と言う事になります。自分の質問内容について詳しく知りたい方は、議会ホームページをご覧頂きたいと思います。

 質問を書いていますと、聞きたい事が次々と出て来ましてついつい内容が膨らんでしまいます。そうすと、2次質問の時間が残り少なくなってしまうと言う事態に陥ってしまうのですが、今回も質問内容が多過ぎまして、2次質問の時間があまりとれなかった点は否めません。

 私の質問のそれぞれについてざっくり言いますと、一つ目の『本市の農業問題について』は、色々と指摘をさせて頂きましたが、市側の答弁は「改善に向け努力しています」と、今までと同じ答えの繰り返しです。しかし、秦野の農業を取り巻く状況は、もう努力の段階とかではなく、今すぐに具体的な効果のある施策を実行しないと明るい未来は無いと言う事です。
 二つ目の『弘法の里湯の運営体制に付いて』は、源泉かけ流しに向け、その運営の在り方を見直すように申し上げました。都合のよい見方をした数字だけでなく、現場の実態を執行部がきっちりと把握し、運用面での見直しをしないと多額の税を投入して源泉かけ流しにした所でその効果は十分に発揮されないと申し上げたのですが、市の答弁では指摘にあるような事実は把握していないとの事でしたので、2次質問で現場での具体例をあげて説明し、支配人の民間登用、施設の民間委託を含め運営の見直しを求めました。
 三つ目は、『子宮頚がん予防ワクチンの公費助成』について市での対応を考えて頂くよう申し上げましたが、予算不足を理由に、国の助成があれば検討するが、市単独では助成は行わないとの答弁でした。つまり、現状に照らし合わせて分かりやすく言うと、出るかどうかも分からない温泉は取り敢えず掘ってしまうが、女性の命に関わる対策にかける予算は無いと言うことです。しかし、このがんは、既にご存じの方も多いと思いますが、予防ができる唯一のがんであります。年間約15,000人の女性が発症し、発症すれば実にその2割以上の約3,500人の方が亡くなっている事を考えれば、多少の借金をしてでも対応すべきであると思います。市長が普段から公言されている子供は市の宝だ、少子高齢化対策だとのコメントは一体何を見据えての発言なのか。公言されてる姿勢と、その実際の対応では、政策の優先順位の考え方が矛盾しているように思えてならない。いずれにせよ今回は、結果として希望の持てる回答を市から引き出すことができませんでした。この厳しい時代の中で、公費助成を望んでおられる多くの親御さんや当人である子供たちに対して結果を出せず、言い訳の言葉もありません。この問題につきましては、引続き出来得る限り早い対応を取って頂くよう、努力して参りたいと思います。

 夜7時からは、地域商店会の会合がありました。主に4月29日に開催された鶴巻温泉春まつりの報告についてです。思った通り今年度は、15万円以上の赤字であるとの事です。以前議会でも申し上げましたが、市長は観光振興を謳いながら、そう言った地域の祭事の予算を画一的にカットしました。実はこの観光関連の事業に対する市の予算削減はしばらく前から段階的に行われており、今回が初めてではありません。この経緯を考えると、来年度以降も財政状況によっては、更に削減されることが容易に予想されます。しかし、これまでも話している通り、秦野市の市域商業は衰退の一途をたどっており、当然祭事に関する祝儀等も減り続け、祭りの維持、存続事態が難しくなっています。その様な中で補助金をカットするならば、一方的にカットするのではなく、その地域の祭りのあり方、また、今後の維持等も含めた議論を地域として取組むべきであると申し上げたのですが、鼻にも掛けてもらえませんでした。しかし、こういう結果を見ればその対応を再考して頂く様、更に訴えて行きたいと思います。


posted by 鶴生館(かくせいかん) at nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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