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まちをつくる ― 地域のちから ―

今井みのるのブログ

秦野市議会議員今井みのるが地域の生活を考えて綴る日々の思索。よりよい市民生活のための地域活性化を考えます。

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都市建設常任委員会 予想外の事態 調整に奔走 [議会]

6月21日

 今日は自分の所管する都市建設常任委員会です。審査事件は、陳情1本と所管事務に対する質問が出ています。

 まず生活道路や通学路の安心・安全な通行の確保を求める陳情の審査から始まりました。先日も言いました様に、事前の聞き取りでは、財政状況の悪化に伴い年々減って行く道路関係予算の中で担当課としては出来る努力はしているとの理解で、陳情の内容についても対応をしており、これを採択する事は、そう言った状況を否定することになるばかりでなく、それにより今後も同様の個別の陳情が引続き提出されることが懸念され、費用対効果や交通量等を踏まえ優先順位も考慮した中で取組んでいる道路整備事業について、その整合性が確保できないとの観点から不採択意見が大方であり、すんなり行くのかと思っていたら、一番最初に発言した委員から、予算がない中で一生懸命やっているのは分かるが、安心・安全な通行の確保をお願いしますと言う趣旨については理解で来る訳だから趣旨採択が適当と思うと言う意見が述べられ、その後2番目、3番目の委員からは道路整備の現状について質問がありました。

 この辺までは問題なかったのですが、4番目の委員が、選挙も近いことだしとか何とか言っている内に、これを×にしたらまずいんじゃないか趣旨採択にした方が良いと発言したあたりから雰囲気が変わり、不採択と言っていた委員の発言も微妙に変わって来て、既に×だと言っているにも拘わらずその発言内容は採択にしてはという様な発言をするなど収拾が付かなくなってきました。
 そう言った訳で、雰囲気やその内容は既に趣旨採択の方向になっていましたが、その一方で、しかし、どうしてもそれでは納得出来ないと言う委員がおられ、また、同会派の委員とも意見が分かれておりましたので、その調整や趣旨採択するにあたっての文言の表現の調整に時間が掛ってしまいました。
 その間、もめることなく不採択で結果が出るものと思っていた執行部はしびれが切れてしまった様で、委員に向け不穏当な発言があり、それに対し事務局長が叱責をするという場面がありました。その後、部長とその本人が謝罪すると言った事態にまでなってしまいました。
 執行部としては、事前に打ち合わせておいた通りに滞りなく進めてほしかったのでしょうが、自分としては、委員側もそれを承知の上で、それぞれの思惑で想定していた事態とは違う展開にしまった流れを受け、中途半端に発言を止めてしまうのではなく、思いを言い切って頂いてから落とし所を決めようと、その方が後々のためにも良いと判断をしました。
 とにもかくにも1時間半程でようやく陳情一件の処理が終わりました。
 それにしても良く分かりませんね。むしろ、それを見て居るしかない執行部の気持ちの方が理解出来ます。

 続いて所管事務に対する質問の審査に入りました。2人の委員さんから質問が出ていましたが、こちらの方はスムーズに終了しました。一時はお昼をまたいでしまうかと思っていましたが、お陰さまでなんとか午前中で終了することが出来ました。

 しかし、それからがまた一仕事です。色々ともめてしまっただけに所管の関係部署に出向き、担当部課長との事後調整をしました。部長は市長、副市長にまで報告とお詫びをされたそうで、自分も最後は議長に呼ばれ説明をしました。

 一通り調整も終わり、家に着いた時は4時を回っていました。なんだかとても疲れましたが、良い経験もさせて頂いたと思います。


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