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まちをつくる ― 地域のちから ―

今井みのるのブログ

秦野市議会議員今井みのるが地域の生活を考えて綴る日々の思索。よりよい市民生活のための地域活性化を考えます。

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市民の行政に対する強い不信感 対応の初歩はまず現場からではないのか [活動]

11月1日

 今日は車の免許の更新のため、午前10時に商工会議所に行きましたが、思ったほど大勢はいませんでした。1時間ほどの講習を受講し免許証を受け取りました。しかし、いつみても免許証のような証明写真は、お世辞にも良い顔とは言えません。何故なんでしょうか。

 商工会議所を後にし、次に市役所に向かいました。いつものように各担当課に行き、市民要望につき協議をしました。
 地域の道路問題で、市民要望をお伝えしている最中に地元の方から電話がありました。台風の影響でしょうか、県の銘木百選に選ばれている『おおえの木』の枝が折れているとのことでした。ちょうどその担当課長と話をしていたところでしたので、電話の内容を伝えたところ、担当の職員も既に現場に向かっているとのことでしたので、話もそこそこに自分も状況を見に鶴巻に戻りました。

 現場に着くと地域のお皆さんがお集まりになり、落ちた枝をのこぎりで切り分け片付けておられました。



 この『おおえの木』は推定樹齢600年以上と言われており、胴周りも10mを越す巨木ですが、過去の台風などで大きな枝が折れ、そこからの痛みがひどく、洞の浸食が進んでいます。今回落ちた枝も洞の影響で皮一枚で付いていただけでした。



 地元の皆さんで作業を進める中、皆さんから声が掛りました。ところで役所はいつ来るんだと。電話を受けた時に担当課長もその場におられてすぐ来ますからと言っていたのですが、1時間が過ぎても来ません。担当課に電話を掛けてみると、自分と一緒に役所を出たはずの担当者はまだ役所を出ていないとのことでした。地元の皆さんは、役所はいつもこうだよと呆れていました。皆さんそれぞれ、現場を見て欲しかった、皆が作業している所を見て欲しかったと非常に残念そうでした。ようやく職員が到着したのは、3人の自治会の役員さんを残し、他に作業をされた方たちは用事があるからと既に帰られた後でした。遅れて到着した担当者はいろいろと言い訳をしていましたが、おおえの木の状況を把握しているなら強風が吹けばこうなる事はおのずと分かっていたはずで、今回も道路に落ちなかったからいい様なものの、大きな事故にならないうちに県と協議し、早急に適切な処置を取るよう伝えました。

 このおおえの木に関しては、地元の皆さんで保存会を作っておられるのですが、県の指定木と言う事で、行政にお伺いを立てないと何をすることもできない無力さに、保存会なんか無くてもいいのではと苛立ちの声も出ていました。
 役所のこうした対応には、起きてしまった事の後始末さえできればそれでいいと思っているようで、事にあたっては迅速に対応すること、現場を確認することの大切さを分かっていないと痛感します。ましてや未然に防ぐ事に関しては何をかいわんやであります。

 次に、おおね公園のトイレがいたずらされたとの連絡を受けて現場に向かいました。前日に公園の責任者に状況を確認しようと連絡したのですが、お休みと言うの事でしたので今日改めて現場に伺った訳です。責任者にお会いしましたところ、その事実はあった様で、警察にも連絡をしたとの事です。自由にどこからでも入れる公園の中で、夜のトイレは以前から問題の多い場所となっていました。今回の話を聞いていて、トイレを壊された以外にも深刻な問題のあることが分かりました。市の担当課長に今回の事件を報告したそうですが、忙しいから現場には見に来れないと言われたそうです。またしても現場軽視の対応です。今までにも同様の問題が指摘されてきている中であらたに今回の事件が起きたにも拘らず、担当課長が忙しいのを理由に現場を見に来ないと言うのはどういう危機管理方針なんでしょうか。現場を見なければ、施設やそれを含んだ環境全体としてどこに問題があり、どう言った対応が必要なのか分かる筈が無いと思います。
 今までの類似事件もそうだったのかもしれませんが、特に今回は近くに住んでいる若者が関わっている可能性が高い訳で、また起こるであろうことが容易に想像されます。施設の安全性や、地域の治安の事を考えれば、早急な対応が必要なはずですが、担当課長は何を考えているのか。責任感と言うか、危機感の欠如としか言いようがありません。


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