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まちをつくる ― 地域のちから ―

今井みのるのブログ

秦野市議会議員今井みのるが地域の生活を考えて綴る日々の思索。よりよい市民生活のための地域活性化を考えます。

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源泉は出たものの 地元との連携した実務はないがしろのまちづくり  [温泉掘削]

2011年1月11日
 今日は挨拶回りの合間を縫って市役所に行きました。去年からの継続の問題や、新しい要望について相談するため担当課を回りました。

 中でも昨年11月に掘削が完了している鶴巻温泉駅前の新源泉については、地元旅館さんから市からは何の連絡も今後に関する説明もないとのお話を伺いました。市に協力してくれる気がないのであれば旅館までの誘引は自分たち旅館側で掘るしかないともおっしゃっていました。
 そうでなくても地元ではナーバスになっている新源泉です。自分はこれまで再三再四、源泉を掘る以上は、地元旅館さんと連携を取るようにとあれだけ言ってきたにも拘らず、未だに市から地元旅館へは電話の1本も入りらないとのことです。これ以上、鶴巻温泉の火を消さないだとか、温泉街を活性化するんだといって、一部市民からの反対意見もあった中で源泉掘削を押し通したにも拘らず、市役所側は相変わらず一般市民には到底理解不能な役所の理屈や都合だけで物事を考えて運ぼうとする。なぜ市民の、そこに実際住む人の立場で物事を考えられないのか。去年の11月2日、既に当初のスケジュールからは1ヶ月半遅れてやっと新しい温泉が出て、それから2ヶ月以上経った今も出たお湯はただ垂れ流されているだけで何の策も講じられていない。掘削自体が遅れた分の時間も含めれば、その間どれだけ地元住民や地元旅館の皆さんに説明をつくす時間があったでしょうか。それでいて新しい源泉の名前を付けて下さいとか、温泉掘削の記念碑を何処に建てましょうかといった、どうしようもなく形骸的でなんの実行性もないことだけは積極的にやる。一体何を考えているのか。これは一体だれにとってメリットのある温泉掘削だったのでしょうか。そういう今までの状況、経緯を考えるにつけ、結局市長は観光は秦野市の総合産業であると認めながら、温泉を掘るという以外にはやはり何もなかったんだ。ただ掘りたかっただけなんだと思わざるを得ません。

 市長は新年の挨拶で言われました、「集中と選択、運営から経営だ」と。耳触りのいい綺麗ごとだけが言葉として並ぶ。理想を言うのは簡単です。しかし、トップが言った事に対して責任を持ち、トップとしての覚悟を持って指導力を発揮しなければ現場は、現実は何も変わらない。温泉の問題だけではありません。公共施設の管理や、まちづくりの対応などにおいても同様の問題が見られます。議員出身の市長としてそう実務に対する変革と言った期待も大きかったと思うのですが。職員の意識改革とスキルアップを願うばかりです。


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源泉掘削終了 予定深度は掘り終えたものの市の対応に不信感が拭えない [温泉掘削]

11月2日

 今日、源泉掘削現場に課長が来ていると聞いて現場に向かいました。
 掘削作業は当初の予定より1ヶ月半ほど時間は掛りましたが、先月の29日に予定の1,010mの掘削を終えています。

 掘り終えればすぐにお湯が出て来るのかと思っていたら、はっきり分かるのは今月の末だと言う事です。市の思惑通りと言うか、それ以上に出てくれれば良いのですが、はっきり分かるまで心配です。なぜなら、今回の源泉掘削の経緯を考えれば、温泉が出なければ市の責任問題であり、出ても湯量が足りないとか中途半端な条件では、結局まちの活性化にはならないからです。しかも、掘削前に市が行った地域説明会では、掘削の経過については逐一情報を地域に流すようにと言う要望があったにも拘わらず、当初の掘削終了予定である9月11日まで地域に対する説明会や、また広報などによる報告さえ一度も行なわないという極めて不誠実な対応でした。市側は8月には既に当初の計画では作業が間に合わない事を把握して、県に事業延長の再申請していたにも拘わらず、それが地域に報告されたのは今日で9月も終るという日になってからのことです。温泉が無事出てくれたとして、その後の事業に地域住民が不信感を抱いたとしてももっともな話ではないでしょうか。
 トップは言いたい事を言うだけで現場の対応はまかせっきり。もう少しご自分の言った事に責任を持ってほしいものです。

 午後からは伊勢原市さんとの親善交流会に出席しました。皆さん元気のようでしたが、秦野市同様、伊勢原市も来年は改選の年にあたり、しかも秦野市より早い4月の統一地方選挙と言う事で、既に選挙モードのようでした。来年は選挙イヤーになるのでしょうか。選挙になればみんな敵だと言った先輩の言葉を思い出しました。


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遅れる作業 尚早な検討会 市が示す市民主体のまちづくりの実態 [温泉掘削]

8月31日

 8月も今日で終わり。明日からは9月、いよいよ議会が始まります。

 8月も記録的な暑さでしたが、9月議会もそれに負けないくらい暑い議会になると思います。
 そこで、一般質問の準備をと思いましたが、手を付け始めると他のことはしばらく出来なくなりますので、その前に、組合や商店会の用事を先に片付けて周辺整理をする事にしました。
 これで一般質問に取り掛かる準備は出来たのですが、一般質問の発言通行は、9月2日の午後4時までと言う事で、それまでにある程度作っておかないと、執行部も答弁書を作る時間がありません。最終的には5日まで引っ張れますが、質問に対する裏付けやその情報を集めながらの質問作成には時間が掛かります。その間、ほぼ外気温の事務所の暑さに耐え、朝方までの作業が続きます。いつももっと早く準備をしようと思うのですが、今回もそうであるように、議会が近づくと色々と用事が入ってきてなかなか思うに任せません。とにかく、こう少し余裕を持って取組める様になりたいと思います。

 諸々片付けを済ませると、午後7時からは源泉活用検討会です。
 源泉掘削が予定通り進まず期限に間に合わないと言う事で、掘削の再申請をしていると言うのに源泉活用の検討だは先にやるのだと息巻いています。先日お会いした担当部長は、準備だけだからと言っていましたが、案の定この先の予定も既に決まっていました。こちらがそれを再度問いただせば、必ずそうなると決まった予定じゃないからとその場しのぎな言い訳をして、結果はその予定通りに運ぶ訳です。
 2回目の検討会は10月の上旬に開催すると課長は言い切りましたが、源泉掘削は10月下旬まで掛かると今説明をしたばかりです。そもそも源泉掘削は何度も言っているように、市長のトップダウンであり、その理由は、マンション業者に先に温泉付きマンションを作られたくないと言うのが理由であります。しかし、既に県から源泉掘削の認可を受け、掘削が始まっている状況を考えれば、もうその様な危惧は無い訳で、そんなに急いで源泉活用検討会を始める必要なないのです。そもそも、何度のお湯が、毎分何リットル出るという実態も分からない状況で、どうして現実的な源泉の活用など検討できるでしょうか。もし毎分200リットルしか出なければ里湯の掛け流しにするだけで終わってしまいます。どんな根拠ではじき出したのか分かりませんが、市は毎分350リットルの産出を見込んでいますが、しかしながらその皮算用によっても、既に市が検討している周辺旅館への給湯や、それに加えて公共の足湯、温泉スタンドまで賄える訳がないというのは、この文章を初めて読んだ人でも簡単に想像のつく事ではないでしょうか。
 約束してしまったことだからと言って、少ない湯量を皆で分け合えば、全ての施設が中途半端になってしまいます。しかしそんな危機感は検討会の現場には皆無です。活用検討会の前身である、掘削検討会もそうでしたが、既に出来レースであるせいか、結論を出すまでの会議の回数が少ない。10月、11月、1月のたった3回で答えを出すとしています。

 首長が直々にリーダーシップを取ってやるとこんなにも早いものかと思います。自分たち鶴巻の商人や住民たちで取組んで来た南町のまちづくりとは、雲泥の差です。そして今、市が描く南口広場の図は、地域の思いと言う事で、幾度と無く地域や地権者の意向調査、先進地視察を実施し、4年の歳月を掛け数十回の会議を経てまとめた苦労とはかけ離れた実態です。まちづくり事業は市単独では行えない、国の補助金をもらうためにはこうするしかないというのが、南町のまちづくりをこれほどまでに延期された理由でしたが、だったら最初からそう言えば、こんなに地域の皆さんに無駄な時間や苦労を掛けずに、もっと建設的な話し合いから現実的な計画が立てれたはずです。市はこれで住民の声を、小さな声を聞いたつもりなのでしょうか。これが市が言うところの市民主体のまちづくりなのでしょうか。
 逆に源泉掘削検討会のように、市が主体でやれば、慎重になる住民の意見をよそに、こんなにも早く物事が進んでしまう様子は異様ではないでしょうか。今日の検討会でも市は誇らしげに言っていましたが、これこそが市が言うところの市民主体のまちづくりなのでしょう。源泉掘削検討会の委員を見ていても、市長の鳴り物入りと言う事で、個人的には色々とおっしゃる方も誰もかも、市の置かれている状況などは何処吹く風、責任感の無い議論に終始しています。当然、選ばれた委員の皆さんに言わせれば、自分たちから言い出した訳でもないし、市がせっかくやってくれると言うんだから、どんどんやってもらえばいいんじゃないのと言う事でしょう。そして、市にとっても、市長に言われて担当している職員にしても、その方が都合が良い訳だし、その様に会をリードをしている。簡単に結論が出る訳です。

 今、市は各地の市政懇談会で、市の危機だ、絶対的な財源不足だ、大借金だと言っている最中なのに、また、つい先日の鶴巻での市政懇談会でその問題点を指摘していた人たちまでも、温泉掘削が市長のお墨付きの事業と言う事から、今日はそんなことは関係ないとおっしゃる。議員の中にも8百何十億の借金だ、けしからんと言いながら、手放しで温泉を掘れ掘れと言う人もいます。

 我々議員もそうですが、市民の皆さんももう少し慎重に、自らも市のチェック機能を果たすように関心を持つべきだと思います。

 ちなみに肝心の温泉掘削ですが、県へ再申請が必要となった8月半ばから作業が中断され、予定の半分までの深度を掘った所で止まったままとなっています。(9月12日現在)

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不可解な対決姿勢  人の和の勝利 [温泉掘削]

 今日、温泉掘削反対の方々が市長に面会をされましたが、特に問題もなく終わったようです。

 この後陣屋さんは、反対陳情を出される訳ですが、その答えの如何にかかわらず、ご自身でも温泉を掘削する決意とのこと。推進派、反対派、それぞれの今後が気になります。本来であれば、このような事業は民主導で進めるべきであって、市はその手助けに回るべきですが、市側は当初から徹底して何を言っても聞く耳を持たない姿勢を貫いています。

 午後は市道整備について地主さんをお尋ねしました。昨年以来何度かお尋ねしていましたが、地元ならではの問題にぶつかり、思案をしていましたが、担当の職員が努力し良い知恵を出してくれたお陰で、何とか地主さんのご理解を頂き、前に進む事が出来ました。これで地域の皆さんも喜んでくれると思います。地主さん、職員に感謝。つくづく自分は人に恵まれていると改めて思いました。
 その後、職員と別れ、お世話になった地域自治会長にもご挨拶に伺いました。

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シュプレヒコールは届くのか [温泉掘削]

 今日の午後、温泉掘削に反対される方から電話が入りました。

 今日の午後6時30分から、2月10日に予定されている市長との面会に関して事前の会合があるとの事でした。
 反対派の皆さんとしては、もっと早く市長と面会したかったのですが、出来る事なら合わせたくない市側が、当初は1月17日に市長選を控えているとの理由から中々面接機会を設定せず、市長選が無投票で終わった後も、何かと口実をつけてはそのうちにと延ばし延ばしにされていました。

 痺れを切らせた反対派のみなさんが、これ以上の延期は反対運動の再開もやむを得ずと伝えたところ、ようやく実現の運びとなったものです。
 その間にも自分から執行部には、反対派のみなさんの所へ説明に行くようにと提言していたにも拘らず、その努力をしていなかったようです。

 そんな状況ですから、2月10日に面会が実現しても反対陳情を出す、新聞紙上で訴えると反対派の怒りは収まりません。
 このような市側の対応からも、掘削ありきで、一般市民に十分な説明責任、周知をして来なかった、また、その程度の反対は想定の範囲内であり、問題ないと言った市の姿勢が浮き彫りになっていると思うのです。
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源泉活用等検討会 最終回 [温泉掘削]

 本日は午後7時より「弘法の里湯」にて源泉活用等検討会が開催されました。

 実はそれより早く、午前中に温泉掘削に異議を唱える市民の皆さんが1,000以上の署名を集め、市役所に提出されました。源泉活用等検討会は今回が最後でしたが、この反対運動の件もあり、後味の悪い終結となりました。

 当初から温泉掘削ありきで話が進められるなか、その内容を検めるための検討会であった訳ですが、地域活性化のためとは言え、地域住民への説明責任、意見の集約といった点が不十分であったことは明らかです。
 更に厳しくなる財政状況を考えれば、トップダウンによる決断も大切でしょうが、そのためには何より事前の十分な検証と裏付けが必要だと思います。
 自分もこれまで温泉掘削に関しては議会で3回ほど質問をさせて頂きましたが、納得する答えは得られませんでした。

 1月12日に鶴巻温泉街再活性化構想(案)を市長に提出するとの事です。
 そもそも温泉掘削ありきで始まったこの検討会は、スタートからその委員の選任、検討会の進め方において問題がありました。この度提出される鶴巻温泉街再活性化構想(案)も昨年11月10日に突然提案され、僅か1ヶ月後の12月11日の地域懇談会を以って地域の総意として、市長に提出されるものです。
 この構想案は、市が依頼をしたコンサル会社が作成したものであり、検討会同様、地域住民には殆ど知らされておらず、地域の総意とはほど遠いものであります。市長はご自身の政治理念として、市民主役のまちづくり、市民の力を生かしたまちづくりをと述べておられる。また、市民の小さな声を聞くとも言われているのを踏まえると、この結果には矛盾を感じてなりません。
 検討会の委員にしても、市長が言っているんだから、せっかく金を使ってくれるんだからといった具合であり、きちっと理解出来ている人はいません。市議会議員の多くも同じ思いであるでしょう。

 私も地元の議員として、地域の活性化は大変ありがたいことです。しかし、議会において既に3度質問させて頂きましたが、過去の検証もせず、将来に向けての具体的なビジョン、確かな見通しも説明出来ないまま、更には、税収不足等による大変厳しい財政状況において、温泉掘削の認可期限が切れるからと、多額の税を投入して事業を推し進めることは、大変問題だと思います。
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